ウクライナ

ウクライナは、東ヨーロッパの国。面積総計603,700km²(世界第43位)。水面積率は極僅かである。東でロシア連邦、南で黒海、西でハンガリーやポーランド、スロバキア、ルーマニア、モルドバ、北でベラルーシに接し、ウクライナのクリミア半島にはクリミア自治共和国がある。 ウクライナは、24の州と、クリミアにある1つの自治共和国、そして2つの特別市から構成される。

(人口) 

ウクライナの人口は4、800万人である。世界第25位。 平均人口密度は90人/1平方キロメートルである。民族構成は、80%がウクライナ人、残りの20%にロシア人、ベラルシー人、ユダヤ人、タタール人、モルドバ人、ポーランド人、ハンガリー人、ルーマニア人、ブルガリア人その他の少数民族が含まれる。都市部の人口は全体の68%を占めている。首都はキエフ。最大の都市でもある。

〔気候〕

 ウクライナは主として温帯に位置しており、気候は穏やかな大陸性気候である。クリミア半島の南岸だけは、地中海性亜熱帯気候である。カルパチア地方の気候も雪の少ない暖冬と雨量の多い夏といった温暖な気候である。冬の平均気温は‐8℃~‐12℃(+17.6°F~+3°F)である。南部地方の冬の平均気温は、00℃(+32°F)である。夏の平均気温は+18℃~+25℃(+64.4°F~+77°F)であるが、日中に+35℃(+95°F)まで上ることもある。

〔自然〕

 ウクライナの国土のほとんどは、肥沃な平原、ステップ(草原)、高原で占められている。ドニエプル川、ドネツ川、ドニエステル川が横切っており、南のブーフ川とともに、黒海、アゾフ海に注ぎ込んでいる。南西部にあるドナウ川のデルタ地帯はルーマニアとの国境になっている。山岳地帯は、クリミア半島の最南端の沿岸部と西部のウクライナ・カルパト山脈にしかない。最高峰はカルパト山脈にあるホヴェールラ峰で標高2,061メートルある。なお、これ以外の地域も平坦というわけではなく、東ヨーロッパの中では比較的起伏の多い地形をしている。

〔ユネスコ〕 

世界遺産-キエフ ソフィア大聖堂と関連する修道院建築物群

* ペチェルスカ大修道院(1991年)
* リヴィウ 歴史地区の遺産群(1998年)
* シュトゥルーべの測地弧(2005年)
〔言語〕 ウクライナ語(公用語)、ロシア(人口のほぼ半分が使用している)、タタール語、ルーマニア語、ポーランド語、ハンガリー語その他の言語を使用するグループもある。
〔宗教〕  いくつかの宗教があるが、正教及びギリシャ・カトリック(ビザンチン派ウクライナ・カトリック)がその最大宗教である。

 

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